先ほど入江陵介が200m背泳ぎで2位となった世界水泳で、北島康介も2位となりました。
上海で行われている世界水泳の男子200m平泳ぎで、昨日の準決勝を1位で通過した、
北島康介はスタート直後から飛ばし、150mのターンまでは世界記録を上回るタイムで
トップでした。
大きな泳ぎでぐんぐんと進む北島。
昨日の準決勝では、本来に近い大きく安定してストロークで1位となりました。
北京五輪で優勝したときのストローク数は72。
でも昨日のレースではなんと58。
それだけストローク数が少ないということは、水中にいる時間が長くそのため水中での
抵抗が少ないためにスピードにロスがないということ。
今日の決勝でも残り15mまでは前日以上の大きな泳ぎでした。
しかし、ぐいぐい近づくギュルタのからのプレッシャーと体力不足から、ピッチがあがり
ラスト5mで逆転を許してしまいました。
明らかに、ばたばたした感じになってしまっていました。
結局優勝したギュルタは2分08秒41、北島は2分08秒63。
優勝後のインタビューでは、
「今持っているすべてを出した。でも悔しい。随分よくなったけれども、来年のロンドン
まで、強くなりたい。」と語っていました。
アテネ、北京の両五輪で100平・200平のダブル2冠を成し遂げた怪物ですが、あく
なき挑戦というスタンスが、より強くしている根源でしょう。
人間、上を目指すと限界を超えて行くんですね。
きっと、入江陵介ともども、来年のロンドン五輪ではさらに進化した北島康介を見せてく
れることでしょう。